
大腸検査って受ける必要があるの?
大腸検査の流れはどんな感じなんだろう・・・
大腸をキレイにする方法はあるの?
本記事の内容
- 大腸検査を受ける必要性について
- 大腸検査を受ける前の準備の内容について
- 大腸検査を受けるコツとは?
本記事の信頼性
臨床工学技士として内視鏡室に専属で勤務し、年間500例以上の大腸検査に関わってきました。
大腸検査をするには前準備がとても大事になってきます。
また、大腸検査を受ける必要がどれだけ重要なことも臨床で感じてきました。
今回は大腸検査の重要性やコツについて解説していきます。
それでは早速いきましょう。
大腸検査ってやったほうがいいの?
大腸検査は歳を取ってから受ける検査だと勘違いしていませんか?
若くても大腸検査は受けるべきです!
検査を受けるべきだと考える理由は以下の通りです。
- 大腸検査を早めに受けることで健康管理に繋がる
- 病気を発見したときに早期発見の可能性がある
大腸検査を早めに受けることで健康管理に繋がる
自分は何も症状がないから健康体だ!と勘違いしてませんか?
確かに病気になる場合は症状があって病気を発見する場合が多いです。
ですが、症状が出る前にも病気は着々と進行していきます。
他の臓器も一緒ですが、大腸にも同じことが言えるのです。
大腸検査を定期的に受けることで病気の予防にも繋がっていきます。
病気を発見したときに早期発見の可能性がある
検査をすることで病気を発見する可能性も少なからずあります。
その代表例がポリープです。
ポリープの中にはそのままにしておくと癌になってしまう可能性があるポリープも存在します。
早めに検査したおかげでポリープをすんなり取ることが出来たってことも結構あります。
実際に症状が出てから検査した方の中にはあと半年早く検査していれば内視鏡で取り除くことが出来た場合なんてこともあります。
見つかったときには、もう手遅れでお腹を切って手術しなければいけなくなるパターンも多いです。

大腸検査の受ける前の準備について
あなたの周りで大腸検査を受けたことがある人はいませんか?
大腸検査を受けた人によく言われたのが、「検査は一瞬なのに下剤飲むのが凄い大変だね!」です。
大腸検査はスムーズにいけば20~30分程度で終わる検査です。
ですが、大腸検査をするには大腸がキレイになっていないことには検査は出来ません。
大腸をキレイにするために、大腸検査前には下剤を飲んで大腸をキレイにする必要があります。
その量、なんと2Lです。
2Lを2時間くらいかけてゆっくりと飲んでいく必要があります。
それでも、便がキレイにならない場合もあるんです。
便をキレイにするためには
大腸をキレイにするためには、やはり大腸検査前の食事に気を遣うと便が出やすくなったりもします。
脂っこい物や海藻類・コーンなどは控えましょう。
「たかが食べ物くらい大丈夫でしょ」と思うかたもいるかもしれませんが、内視鏡検査は虫眼鏡のように拡大した画像が画面で見えます。
コーン一粒のカスでも巨大に見えてしまうんです。
コーンの陰に隠れてポリープがあったら、見過ごしてしまう可能性だってあります。
せっかく検査するんでしたら大腸をしっかりとキレイにしたほうがいいですよね。
大腸検査を受けるコツとは?
大腸検査で最大の難関は大腸検査前に飲む下剤だと思います。
大腸をキレイにするためにも大腸検査前の前日の食事に気を遣ってみるのも一つの手です。
消化のいい食事を取ることで、大腸がキレイになるのが早くなり下剤を飲む量も減るかもしれませんよ。
自分で消化のいい食事を作るのが難しいのであれば、大腸検査前用の食事を試してみるのもアリです。
まとめ
今回は大腸検査の必要性や受けるときのコツについて解説しました。
何事も早期発見が大事です。
病院に行くのは嫌だと思いますが、自分の健康を知る上でも検診は大事になってきます。
最近では自宅で出来る検診セットもあります。
自分の健康が気になる方は試してみてはいかがでしょうか。