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難関?FP2級の合格率を徹底分析

2021年2月15日

 

あっきー

FP2級の合格率はどれくらいなんだろう・・・

合格率に差が出るのは何で?

 

本記事の内容

  • FP2級の合格率について
  • 日本FP協会と金融財政事情研究会の実技試験の種類について
  • 日本FP協会と金融財政事情研究会のどちらで受験すべきなの?

 

FP2級の合格率について

 

FP2級の合格率の平均は以下の通りとなっています。

 

  • 日本FP協会 学科・実技を同時で合格した平均は34.88%
  • 金融財政事情研究会 学科・実技を同時で合格した平均は37.04%

 

日本FP協会、金融財政事情研究会のどちらかでFP2級の学科と実技を合格出来れば資格内容について変わりはありません。

過去の詳しい合格率は以下の通りです。

 

日本FP協会でのFP2級の合格率

学科試験合格率実技試験(資産設計業務)合格率学科・実技受験 同時合格率
2021.555.6166.67非公表
2021.144.0271.01非公表
2020.949.1957.37非公表
2020.5新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止
2020.141.8662.6141.90
2019.943.4262.6343.41
2019.540.1762.6540.68
2019.148.2650.3140.39
2018.939.4750.5236.68
2018.542.9351.6839.55
2018.145.6357.4542.16
2017.947.8258.3444.01
2017.541.4446.7936.07
2017.139.4363.8739.36
2016.940.1250.6037.48
2016.538.9758.6939.25
2016.134.7645.9632.28
2015.935.4460.1337.69
2015.540.2063.7040.13
2015.133.9662.4434.84
2014.941.8553.3338.71
2014.543.4062.2841.82
2014.131.4659.9432.59
2013.940.9548.5137.48
2013.547.8158.6343.18
2013.128.0557.3030.09
2012.945.9356.5242.02
2012.538.6951.5437.01
2012.138.9649.1736.24
2011.943.1150.6639.09
2011.542.5156.9241.54
2011.135.6369.3437.06
2010.943.1136.6431.20
2010.555.2042.2334.90
2010.129.1743.0624.86
2009.934.2544.5828.60
2009.525.4542.8622.29
2009.126.0931.1320.83
2008.938.9434.0225.99
2008.540.9834.9725.57
2008.138.8228.4921.95
2007.921.6838.9619.57
2007.526.4344.3421.76

学科・実技試験を同時に受験し、合格率が40%以上を超えている場合は赤字で表示しています。

 

日本FP協会でFP2級の学科試験のみの合格率は平均すると39.04%となっており、実技試験のみの合格率は51.53%となっています。

直近、3年間で見てみると学科試験は40~48%近い合格率があり、実技試験のほうでは50~63%%近い合格率となっています。

学科・実技を同時に受けて合格した割合は過去には30%前半の合格率の時がありますが、近年では40%超えの合格率で推移しています。

 

金融財政事情研究会でのFP2級の合格率

学科試験合格率実技試験(個人※1)合格率実技試験(中小※2)合格率実技試験(生保※3)合格率実技試験(損保※4)合格率実技合格率
2021.533.8242.8147.1844.76
2021.123.4236.0064.1254.9645.58
2020.933.1133.7157.5560.7458.6348.09
2020.5新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止
2020.128.8133.1355.8245.8838.45
2019.920.9731.7355.5050.8067.2339.00
2019.520.8825.7854.7334.66
2019.131.1136.9333.9940.0750.0037.48
2018.921.4620.4741.9737.4354.6226.75
2018.528.2523.8745.4730.50
2018.128.5431.7347.5650.2038.01
2017.930.2251.3049.9537.4972.3647.51
2017.524.8534.1241.9736.73
2017.123.1438.9049.1344.0441.28
2016.923.8360.4539.0744.4060.5154.57
2016.521.8517.8238.9024.71
2016.120.1820.4032.4239.4826.51
2015.920.8431.1733.3526.1955.2030.44
2015.522.0248.4660.3152.24
2015.119.9736.5323.5350.0339.16
2014.923.3531.6539.4724.9162.7930.91
2014.526.7933.6141.8636.31
2014.115.9825.9432.6133.7128.77
2013.922.8932.5036.5039.5963.3435.68

※1 個人=個人資産相談業務

※2 中小=中小事業主資産相談業務

※3 生保=生保顧客資産相談業務

※4 損保=損保顧客資産相談業務

実技試験の合格率が40%以上を超えている場合は赤字で表示しています。

 

金融財政事情研究会でFP2級の学科試験のみの合格率は平均で24.24%です。

金融財政事情研究会でFP検定に申し込んだ場合は実技試験を4つの中から選択出来ます。

実技試験で選択可能な4つの分野の各平均合格率は以下の通りです。

 

  • 個人資産相談業務 平均合格率 33.34%
  • 中小事業主資産相談業務 平均合格率 41.89%
  • 生保顧客資産相談業務 平均合格率 43.25%
  • 損保顧客資産相談業務 平均合格率 60.52%

 

学科試験は毎試験で実施されますが、実技試験の中には毎回実施されない試験もあるので注意が必要です。

実技試験が毎回実施されているのが個人資産相談業務と生保顧客相談業務です。

毎年9月のみ実施しているのが損保顧客資産相談業務の実技試験です。

毎年1月と9月の年2回、実施している実技試験が中小事業主資産相談業務です。

 

日本FP協会と金融財政事情研究会のどちらで受験すべきか

 

先に結論から言いますと、どちらを受けても構いません。

ですが、試験の合格率で比較してみると、日本FP協会のほうが金融財政事情研究会より合格率が高い傾向になっています。

金融財政事情研究会のほうが問題が難しくなっているのではと感じる方もいるかと思いますが、学科試験に関しては日本FP協会と全く同じ問題を使用しています。

実技試験の内容は違うにしても同等レベルの問題が出題されています。

金融財政事情研究会の実技試験の内容で得意分野があるのであれば、金融財政事情研究会のFP検定を受検すべきでしょう。

 

なぜ合格率に差が出てしまうのか

 

日本FP協会と金融財政事情研究会の合格率で差が出てしまうのは一体どうしてでしょうか。

日本FP協会の受験者の多くは個人申し込みで受けていることが多いのに対して、金融財政事情研究会の受験者は会社で団体申し込みをして受験している人が多いことにあります。

団体申し込みした人の中には受験する気がなく、会社が申し込んだから仕方なく受験している人も一定数いると推測できます。

勉強していない状態で受験しても不合格になってしまいますよね。

そうなると合格率が下がってしまう、原因の一つとなってしまいます。

 

ポイント

  • 日本FP協会 個人申し込みで個人単位で受験している場合が多い
  • 金融財政事情研究会 会社単位で申し込み団体受験している場合が多い

 

まとめ

 

今回はFP2級の合格率を徹底分析してみました。

合格率だけを見てみると、日本FP協会のほうが簡単なように感じます。

ですが、学科試験は日本FP協会も金融財政事情研究会でも同じなので、実技試験の得意分野で試験申し込みを決めるといいですね。

FP2級の合格率は学科・実技を同時受験した場合、合格率は40%前後となっています。

FP3級の合格率が75%前後となっているので、やはりFP3級の上級資格であるFP2級はやや難化した試験となっています。

日々、コツコツ勉強していくことが合格への一番の近道であることは言うまでもありませんね。

 

 

 

 

 

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