FPについて

簡単?FP3級の合格率について徹底解説します!

2021年2月13日

 

あっきー

FP3級の合格率はどれくらいなんだろう・・・

日本FP協会と金融財政事情研究会の違いは何かあるの?

受けるならどっちがオススメ?

実技試験って一体何をするんだろう・・・

 

本記事の内容

  • FP3級の合格率について
  • 日本FP協会と金融財政事情研究会の違いについて
  • 受験するならどちらがオススメなのか

 

この記事を読んでいるということは、少なからずFPの資格に興味があるのではないでしょうか。

そこで今回はFP検定の入門編ともいえる、FP3級の合格率について解説していきます。

合格率で難易度を判断するのはいけませんが、一つの目安となればと思います。

また、受験するのであれば、日本FP協会が主催するFP3級を受験すべきです!

そのことについても詳しく解説していきますね。

 

実際に僕も受験前に日本FP協会のFP3級の合格率を調べたことがありました。

それでは早速、FP3級の合格率について見ていきましょう!

 

FP3級の合格率について

 

FP3級の合格率の平均は以下の通りとなっています。

 

  • 日本FP協会 学科・実技を同時で合格した平均は76.83%
  • 金融財政事情研究会 学科・実技を同時で合格した平均は57.10%

 

日本FP協会で合格しても金融財政事情研究会で合格しても取得資格について変わりはありません。

過去の詳しい合格率は以下の通りです。

 

日本FP協会でのFP3級の合格率

 学科試験合格率実技試験(資産設計業務)合格率学科・実技試験 同時受験者合格率
2021.583.2576.65非公表
2021.187.9286.53非公表
2020.989.6488.04非公表
2020.5新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止
2020.185.3479.4576.71
2019.978.0979.4872.43
2019.569.0786.4270.61
2019.174.0983.3873.50
2018.978.6386.5077.09
2018.578.9290.4779.11
2018.180.3389.0779.75
2017.978.4785.3774.35
2017.571.8786.1872.04
2017.167.285.0767.79
2016.969.2176.8164.44
2016.576.5884.9074.04
2016.168.6281.6067.65
2015.977.9384.1475.56
2015.576.8990.5977.20
2015.181.3089.4479.64
2014.985.3381.5077.93
2014.576.9693.8178.53
2014.178.1286.5976.07
2013.982.3090.1080.86
2013.582.6889.5681.11
2013.183.5382.3176.78
2012.986.2991.2884.15
2012.585.7290.4383.63
2012.183.2686.9080.29
2011.976.8592.5778.17
2011.583.5797.9386.19
2011.184.4598.4285.56

※学科・実技同時合格率が75%以上の時は赤字にしています。

 

日本FP協会でFP3級の学科試験のみの合格率は平均すると79%前後となっており、実技試験のみの合格率は87%前後となっています。

3年間のみでみても学科試験は75~85%近い合格率があり、実技試験のほうでは80~90%近い合格率となっています。

学科試験と実技試験を同時に受験した場合の合格率は75%以上の時が比較的多いです。

 

金融財政事情研究会でのFP3級の合格率

 学科試験合格率実技試験(個人資産相談業務)合格率実技試験(保険顧客資産相談業務)合格率実技試験合格率
2021.547.8159.6347.7653.16
2021.163.7558.6356.0157.29
2020.969.2835.2856.2047.08
2020.5新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止
2020.165.4350.2248.1949.18
2019.962.7745.4543.3144.39
2019.542.7654.3544.8649.26
2019.151.9256.2139.3247.76
2018.961.6451.4634.3342.92
2018.557.8571.2135.6953.22
2018.165.3467.1342.9856.47
2017.969.9675.8367.0671.71
2017.555.1259.6940.6150.34
2017.148.2074.8948.9863.80
2016.955.0883.1866.9975.81
2016.554.9361.9542.5352.50
2016.155.8657.3058.5857.85
2015.966.4576.9950.2765.51
2015.555.8265.4461.8863.77
2015.169.2269.7458.9065.29
2014.977.3468.5564.5466.77
2014.557.5256.3747.7452.30
2014.163.3969.7262.8566.83
2013.970.2658.5653.0256.35

 

金融財政事情研究会でFP3級の学科試験のみの合格率は平均すると60.7%となっています。

日本FP協会と大きく違うのは実技試験が選択出来るという点で、どちらを選択しても構いません。

実技試験で個人資産相談業務を選択し受験した合格率は62.3%、保険顧客資産相談業務を選択し受験した合格率は50.9%となっています。

 

日本FP協会と金融財政事情研究会で受験の違いとは

 

ズバリ、実技試験の内容が選択出来るかどうかという点です。

日本FP協会で受験して合格しても、金融財政事情研究会で受験して合格してもFP検定に合格したことには変わりありません。

日本FP協会で受験している方の多くは個人で受けている方が多い印象でした。

僕自身も日本FP協会が主催するFP3級を受験しました。

FP3級の受験者層は学生から年配層まで、幅広い年齢層と記憶しています。

対して、金融財政事情研究会で受験している方の多くは法人で団体受験している方や専門分野に特化した方が受験しています。

会社によっては金融財政事情研究会で受験するようにと指定されている会社もあるようです。

 

実技試験の内容が違う

 

実技試験と言われても学科試験と何が違うのが疑問に思う方も多いはすです。

実技試験は実際の業務に関する計算問題が多いということです。

日本FP協会が主催したFPの実技試験では資産設計業務の内容が実技試験で出題されますが、金融財政事情研究会の場合は実技試験を選択することが可能となっています。

金融財政事情研究会の実技試験の内容はFP3級の場合、個人資産相談業務・保健顧客資産相談業務の2つから選択が可能です。

実務で取り扱っている場合、金融財政事情研究会の実技試験では得意分野を選択出来ることが大きなメリットとなるとも言えます。

 

日本FP協会が主催する検定が初心者にオススメ出来る理由とは

 

何も知識がない初心者が受験するのであれば、日本FP協会が主催するFP検定を受検することをオススメします。

 

理由は以下の通りです

・合格率が高いこと

・実技試験は選択出来ないが、日常で使える内容が出題されていること

もう少し深く掘り下げていきますね。

 

合格率が高いこと

 

学科試験の内容は日本FP協会で受験した場合でも、金融財政事情研究会で受験しても、一緒の試験問題となっています。

実技試験の合格率を日本FP協会と金融財政事情研究会で比べてみると、日本FP協会が主催する実技試験のほうが高い合格率を示しています。

同時に合格することを視野に入れているのであれば、より合格率が高い日本FP協会が主催するFP検定がオススメです。

 

実技試験は選択出来ないが、日常で使える内容が出題されていること

 

実技試験の内容が違ってきますが、日本FP協会の実技試験の問題のほうが生活に密着する内容が多く含まれています。

勉強した内容が自分の生活に役立つことが多いという意味でも日本FP協会が主催する試験がオススメだと言えるでしょう。

 

まとめ

今回はFP3級の合格率について解説していきました。

 

注意ポイント

合格率が高いからといって簡単に合格出来る試験ではない!

 

毎回1万人近くが不合格になっているのも事実です。

しっかりと勉強時間を確保し、地道に勉強していくことがFP3級合格への大きな近道となることは言うまでもありません。

また、実技試験の内容に関しては得意分野で受験するのがいいでしょう。

少しでも個人資産や保険に関する知識があるのであれば、金融財政事情研究会が主催するFP検定も視野に入れていいと思います。

何も知識がない初心者が受験するのであれば、日本FP協会が主催するFP検定で受験することをオススメします。

 

以下の記事ではFP3級の勉強方法について詳しく書いてるので、参考にしてみて下さい。

 

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