
30歳過ぎてからFP3級を受けようと思っているけど、受かるか不安
FPについての知識が全くないから、何から勉強していいのかわからない
勉強時間はどれだけ確保していればいいんだろうか
本記事の内容
- 無知識の状態でもFP3級の合格は可能なのか
- なるべくお金をかけずに、合格するための勉強方法について
本記事の信頼性
僕自身、独学でFP3級に合格しました。
今回は合格に至るまでにどのように過ごして勉強してきたかをお伝えできればと思います。
独学でもFP3級は合格可能なのか
この記事を読んでいるあなたが一番知りたいことは、「独学でもFP3級は合格可能なのか」ということではないでしょうか。
結論から先に言いますと、FP3級は独学でも十分に合格が可能です!
以下は理由の通りです。
- FP3級は初歩的な内容が出題されるから
- 合格率も高く推移しているため
- 学科試験に関しては2択問題も多い
それでは一つずつ解説していきますね。
試験問題は初歩的な内容が多い
実務経験がない方がFPを受験しようと思ったら、受験資格に制限がないFP3級を受験することになります。
※通信教育などを受けてからFP2級を受けることもできますが、今回は割愛します。
FP3級の試験問題は、FPの入門編ということもあり、いきなり難しい内容が出るといったことはありません。
普段の生活に関わる知識の問題が多く出題されます。
FP資格を使った仕事に就かなくても、FPの知識は日常生活で役立つ知識がとっても多いです。
出題内容はFPに関する、初歩的な問題がメインです。
初歩的な問題といってもイメージが沸きにくいと思うので例を挙げますね。
- 会社員からの退職後に国民健康保険に移行するまでの期間について
- 年金制度について
- 生命保険の種類について
- 相続税がどのようなときにかかるのか
- 贈与税の種類について
どうですか?
上記の内容をみても、普段の生活に関わる内容が大半だということがわかります。
試験問題も学科試験は60問で、幅広い分野からの出題となります。
深く狭い知識を問われるというよりも、広く浅い知識が求められるため、初歩的な知識が出題される傾向があります。
初歩的な問題が多いということは、試験合格のハードルも高くはないです。
また、FP3級の受験者層は10代から60代以上と非常に幅広いです。
実際に僕が受験したときも、高校生くらいの方から年配の方まで多くの受験者を見かけました。
受験資格に制限がない分、受験者層が幅広いことにも納得できますよね。
合格率も高く推移している
実際に日本FP協会が出している合格率がありますが、合格率は平均で75%前後と合格する割合が多いことがわかります。
合格率について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみるといいです。
-
簡単?FP3級の合格率について徹底解説します!
学科試験は2択問題も多い
FP3級の試験は学科試験(午前)と実技試験(午後)の両方で合格しなければなりません。
実技試験に関しては3択問題で20問となっています。
学科試験に関しては、2択問題が30問と3択問題が30問となっています。
FP3級の試験で特徴的なのは、学科試験に2択問題があることです。
2択問題でわからない問題があったとしても50%の確率で正解するとができますしね。(一番いいのはちゃんと知っていて解答することですが・・・)
無知識からFPを勉強するにはどうすればいいのか
これからFP3級を受験したくても、どこから取りかかって勉強していけばわかりませんよね。
僕もそうでした。
通信講座に入会してしっかりと勉強していくのか、それとも独学で勉強していくのか。
無知識からのスタートだとしても独学で十分合格することは可能です!
通信講座を受講するということは、その分費用もかかってしまいます。
ですが、独学で勉強するなら、参考書数冊で済むかと思います。
まずは参考書を一冊購入してからFPの勉強をしてみるといいでしょう。
参考までにですが、僕はとりあえず、以下の1冊の本を購入しました。
独学での勉強方法について
独学で勉強するには少しコツが必要です。
勉強の流れは以下の通りです。
- 参考書を1冊眺める
- 実際に過去問を解いてみる(直前の試験問題で大丈夫です)
- 分からない問題を参考書を使って調べる
- 再度、同じ問題を解く
- 数日後にまた同じ問題を解いて、分からないとこをまた調べる
上記の5つの段階を踏めば、独学でFP3級を合格することは十分に可能です。
次は勉強する流れについて詳しく解説していきますね。
step
1参考書を1冊眺める
まずは、参考書をざっくりとでいいので眺めてみましょう。
深く読む必要はありません。
FPの知識がどんな内容を必要としているのか、分かれば十分です。
step
2実際に過去問を解いてみる
実際に過去問を解いてみましょう。
直近の試験問題でかまいません。
試験問題に関しては日本FP協会のホームページに掲載されています。
試験問題が分からないのは当然です!
点数が低いのも当然です!
僕が最初、FP3級の過去問を解いたときは学科試験が60点満点で20点くらいだったと記憶してます。
まずは一度、試験問題を解いてみましょう。
step
3分からない問題を参考書を使って調べる
試験問題を解き終わったら、採点していきます。
採点後、分からない問題を参考書を使って調べていきます。
ポイント
間違った箇所の問題を調べていくのではなく、分からない問題文の文章を徹底的に調べてください!
問題文で分からないことを調べることによって、問題文以外の予備知識もついてきます。
問題文をしっかり理解することができれば、似たような問題にも対応することができます。
step
4再度、同じ問題を解く
再度、同じ問題を解いてみます。
しっかりと問題文を理解出来るようになっていれば、問題文のどの部分が適切で、どの部分が不適切かまでわかるようになっています。
1回目で試験問題を解いたときよりも点数が上昇していることはもちろんのこと、問題文に対する理解度ももの凄く上がっています。
step
5数日後にまた同じ問題を解く
数日後に同じ問題をまた解くことによって、忘れてしまっている知識もたくさんあります。
問題を解き終わったあとはまた、ステップ3の手順を行います。
数日間問題を解いていない間は、違う回の過去問を解いてみます。
違う回の過去問を解くステップの上記のようなステップで構いません。
しっかりと上記ステップを踏んでいくことでFPに関する知識レベルは最初とは比べものにならないものになっているでしょう。
目安としては直近の過去3回分の過去問は完璧にしておきたいとこですね。
資格試験の勉強方法については、コチラの記事でも解説しています。
-
ヤバイ!勉強していない!試験まで残り1ヶ月、効率的な勉強方法とは?
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勉強時間の目安は?
僕がFP3級の勉強に費やしていた時間は50時間くらいだったかと思います。
もちろんその中には過去問を解いている時間もあったので、実質は30~35時間くらいといったとこでしょうか。
僕自身、直前にならないと勉強しない性格のせいか、試験10日前から勉強を始めました。
それまではFPに関する知識は全く無知の状態でした。
試験勉強時間を確保出来るのであれば、50時間以上を確保しておくとベストかと思います。
一日2時間程度、勉強時間が確保出来るのであれば、余裕を持って1ヶ月前から試験勉強を始めることをオススメします。
もちろん勉強時間が多いにこしたことはありません。
ですが、勉強時間よりも勉強している内容を重視していったほうがいいでしょう。
独学に不安を感じているなら通信講座も視野に
FP3級の独学にどうしても不安があるというのなら、通信講座の受講も視野に入れてもいいでしょう。
ですが、FP3級は独学でも十分合格可能な資格だと思います。
あなたに合った勉強方法を見つけてFP3級の受験にチャレンジしてみてくださいね。