
「臨床工学技士になろうか悩んでいるけど実際どうなの?」
「やっぱり難しいんじゃないの?」
この記事を読んでいるあなたは上記のように感じているのかもしれません。
臨床工学技士は医療職の国家資格の中でも比較的若い資格の部類になります。
本記事の内容
- 臨床工学技士になるまでの過程
- 養成校を卒業した後の進路について
本記事の信頼性
僕自身、臨床工学技士免許を取得するにあたって3年制の専門学校を卒業しています。
学生時代の過ごし方などの実体験を交えてお伝えできればと思います。
それでは早速いってみましょー!!
臨床工学技士ってどうやってなるの?
臨床工学技士になるためには必ず養成校に行かなければなりません。
まずは養成校(大学や専門学校)に入学することからスタートとなります。
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1高校を卒業もしくは高校卒業認定試験に合格する
養成校に入学するためにも、もちろん入学試験があります。
養成校を受験するためにも受験資格があります。
高校卒業をするか、高校卒業と同等の学力の証明である高校卒業認定試験に合格しておく必要があります。
高校卒業か高校卒業認定試験に合格していないと、養成校の受験資格は得られません。
中卒だと養成校も受験出来ないということになります。
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2臨床工学技士養成校に合格する
まずは養成校に合格するところからスタートです。
養成校は大学や専門学校があり、もちろん偏差値も違います。
偏差値が違っても最終的には臨床工学技士の国家試験に合格してしまえば、みんな同じ臨床工学技士です。
無理して偏差値の高い学校に行くのなら、安全に合格出来る養成校の試験を受けることをオススメします。
ただし、大学卒業と専門学校卒業では就職先によっては給料が違ってくるので注意が必要です!
新卒で少しでも給料の高いところに就職したいと考えているのであれば、臨床工学を専攻している課程の大学を卒業しましょう。
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3大学や専門学校の決まった単位を取得する
大学だと4年制、専門学校だと3年制の学校が多いです。
卒業するまで1年違いはするものの、しっかり勉強していないと単位も落としかねます。
単位を落としてしまうと留年の可能性も出てきてしまいます。

僕自身、学生時代に1教科の単位を落としてしまい、他学科で再履修した経験があります。
そうならないためにも日々の勉強はしたほうがいいです。
再履修するには、時間もかかってしまいますし、余計な学費もかかってしまいます。
授業をちゃんと聞いて、しっかりと勉強していれば国家試験も合格出来ますよ。
ポイント
臨床に出た1年目の臨床工学技士で多いのが、基礎医学である解剖生理学を勉強していればよかったとの声が多いです。
解剖生理は臨床にいる以上、必ず必要になりますので隅々まで覚えておけば、同期と差が付いたスタートも狙えます。
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4就職活動をして内定をもらう
たいていの人は学生時代に就職先を決定し、内定をもらっていることが多いです。
臨床工学技士の就職先は大きく分かれて以下の3つになります。
・病院
・クリニック
・医療機器メーカー
学生時代にどの分野に興味があるのか決めておくと、就職活動もしやすくなるので是非興味のある分野を見つけてみて下さいね☆
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5国家試験を受験する
いよいよ、国家試験です!
国家試験は例年、3月の第1週日曜日にやることが多いです。
落ち着いて試験を受ければ問題ありません。
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6国家試験合否発表
試験を受けた3月の下旬くらいに合否発表があります。
無事に国家試験に合格していると、後日、免許申請用紙が届くので必要事項をしっかりと記入して送付して下さい。
登録完了後、免許証が届きます。
注意ポイント
現役で国家試験を合格しないと、国家試験浪人になってしまいます。
国家試験浪人の合格率は現役生に比べて非常に低くなってしまいます。
現役で合格出来るように普段からの勉強をしっかりしましょう。
まとめ
臨床工学技士になるまでの道のりは意外と大変です。
その分、合格したときの喜びも人一倍大きいです。
余談
僕が臨床工学技士の発表を知ったときには、すでに内定先の付近に引っ越しており病院研修を受けていました。
他種職の同期も沢山研修を受けており、合格発表をした翌日に研修に来ていない人も何人かいました。
国家試験に不合格になってしまうと、内定先によっては辞退しなくてはならない場合もあります。
せっかく国家試験を受けるのなら一発で合格するよう勉強しておくことオススメします。
あの時、不合格になってなくて本当に良かったと思います。
オススメの就職先とは?
僕のオススメはやはり病院です。
病院の中でも急性期を扱っている病院がいいかと思います。
若いうちに色々な症例を診て勉強して下さいね。
症例を診られる分、もちろん仕事内容は大変になっていきます。
たくさん経験を重ねられるので、医学知識も増えていくでしょう。
それでは今回は臨床工学技士になる方法について解説してみました。