
病院勤めを辞めたいけどやめられない
退職届を出したら周りに何か言われるのではないかと不安
退職が決まっても嫌がらせとかありそう・・・
本記事の内容
- 辞めたいのに辞められない理由とは
- 退職届の提出のタイミング
- 「退職したい」と言えない場合は
本記事の信頼性
約9年間、臨床工学技士として病院で勤務した経験があります。
転職も数回しているので、病院を辞める際の注意点などを解説できたらと思います。
病院があなたの生活を一生助けてくれるんですか?
「早く病院辞めたいねー」
「あぁ、どうやったら辞められるかな?」
この会話、スタッフ休憩室で飛び交う会話の一部です。
医療職の人ならこんな経験はないですか?
- 休憩時間は食事のみ
- 記録が溜まっているので、残業(もちろん残業代はなし)
- 休みの日なのに、勉強会という名のサービス出勤
上記の3つの内容は僕自身が経験したことです。
医療の現場では1分1秒を争うことが多いので、自分の休憩なんて後回しになることがあります。
こんなことが毎日続いたらもちろん辞めたくなりますよね。
「なんのために働いているんだろう・・・」
「患者さんを助ける前に自分自身が倒れてしまいそう」
「理想していたのと全然違った」
その結果、「あぁ早く辞めたい」「どうしたら辞められるんだろう」と考えるようになってしまいます。
でも、辞めたいと口に出している人ほど、辞めないで働いている人も多いのが医療現場の現状です。
「だって、辞めたら周りに迷惑かかるから・・・」
「辞めるって言ったら嫌がらせされそうで怖いし・・・」
このように思うのは当然のことだと思います。
すると、辞めたいのを我慢して働き続けて身体を壊してしまう。
負のループになってしまいます。
あなたの身体は病院が守ってくれるんですか?
あなたの生活を必ず病院が責任を持ってくれますか?
病院も倒産する時代です。
倒産前に告知はあるとしても、倒産してしまったら病院はあなたの生活を一生守ってはくれませんよね?
辞めてしまいたいと思ったら、退職する手もあります。
退職も労働者の立派な権利ですからね。
退職はさほど難しくない
退職を数回経験した僕から言わせてみたら、「退職することは難しくない」ということです。
退職届さえ提出してしまえば済む話しなんですから!
実際に提出してみると、「あぁ、こんな程度か・・・」くらいに思えますよ。
周りの目も確かにあります。
周りのスタッフがあなたの生活を支えているわけではないですよ。
退職すると言って嫌がらせをするスタッフも中にはいるでしょう。
このような人ほど、「自分も辞めたいと思ってる」のです。
自分が退職する勇気がないから嫌がらせをしているだけと思いましょう。
あなたが退職しても病院はしっかりと機能します!
だからこそ、退職したいと思ったら退職すればいいのです。
数回退職を経験した僕が思うには、退職して正解だったと今でも感じます。
転職し勤務先が変わったことで、今まで興味の無かった分野に興味が沸いたりなど、新しい発見をたくさんすることが出来ました。
退職してなかったら気づいてなかったと思います。
退職=全てがマイナス なんてことは全くありません。
退職届、出してみませんか?
退職するには退職届を出す必要があります。
勤務先によっては退職する○○日前までに提出といったような就業規則で決められている場合も多いです。
退職を検討しているのなら、一度、就業規則も確認しておく必要もあります。
一例として退職する流れは以下になります。
- 上司に退職したい旨を伝える
- 退職届の書類をもらい記入する
- 上司または人事に退職届を提出
- 理事会にて受理されて退職決定
どうです?
文字にするとたったこれだけのことなんです。
退職することを上司に伝えると止められる場合もあります。
僕もそうでした。
何故だと思います?
一人スタッフがいなくなることで周りの負担が増えるからです。
だから上司も必死になって止めるのです。
あなたが自分のために退職届を出したと同じように、上司も自分のためにあなたを引き留めようとしているに過ぎないのです。
退職したいのなら、退職したい理由をはっきりと上司に伝えることも時には必要です。
こんな人は退職しないで!
退職したいなら退職すればいいと僕は思いますが、こんな人は例外です。
ただ単に出勤したくないだけ
次の勤務先や仕事について、何も考えていない場合
上記の2点、どちらかに当てはまるのであれば、退職は勧めません。
ただ単に出勤したくないだけ
結局、退職しても(個人で働く場合は除きますが)、大多数の人の場合は再就職しなくてはなりません。
ただ単に出勤したくないというような理由で退職を考えているのであれば、再就職してもまた同じような理由で退職しかねない為です。
退職や再就職を何度も繰り返していると、段々と再就職先の窓口も狭くなってしまう恐れがあります。
次の仕事に対して、何も考えていない場合
退職後の生活はどのように考えていますか?
退職したら、収入は一時的にゼロになってしまいます。
貯金や失業保険があるかもしれませんが、生活していくには、やはり限界があります。
次の仕事に対してある程度、やりたいことや・目処が決まっていないと、転職先を考えたときに探すのに時間がかかってしまう恐れがあります。
退職することすら伝えるのが怖いのなら
退職したいけど、上司に言うのが怖い場合もあるでしょう。
あなた一人で解決出来ないのなら、「退職代行サービス」を使ってみてはいかがでしょうか?
退職代行業者は退職代行のプロです。
依頼したらもちろんお金はかかりますが、退職したいと悩んで時間だけ過ぎるほうがもったいないと思います。
また、退職代行業者を使うなら、弁護士が対応してくれる業者を使うのがベストです。
法律のプロが対応してくれるのなら、安心出来ますしね。
相談も無料でやっている退職代行業者も多いので、まずは相談からしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
退職するのは簡単なことです。
一歩踏み出す勇気を恐れずに、誰かに相談してみてはどうですか?
患者さんを助けることも大事ですが、自分自身の身体が一番大事ですよ!